ナインアーチ橋:驚異の建築

スリランカの美しい高地を巡る列車ツアーは、世界で数少ない最高の列車ツアーとして評価されています。空の橋としても知られる壮大な ナイン アーチ橋は、スリランカのエラの「丘陵地帯」にあります。見事な驚異の建築物です。
https://goo.gl/maps/XdWSYiS7KcQaSzgdA
エラ駅とデモダーラ駅の間にあります。20世紀初頭の畏敬の念を起こさせる傑作です。加えて、橋の建築の創意工夫と窓から見える景色、丘の中腹の美しい木々の緑。この列車ツアーが世界で最高だと認められる所以でしょう。
最近、周辺地域では日増しに多くの観光客が訪れています。

中央高地の頂上にある海抜3,100mに建てられたナインアーチ橋は、デモダーラ駅とエラ駅の間に交差点を形成しています。築100年近くのこの橋は、鉄やコンクリートを使用しないで石とセメントのブロックで建築されています。巨大なカーブのアーチが続き山につながっています。橋は1921年に英国政府の下で就役しました。話によると、この橋は、この地域で有名な伝統的なドラマーであり悪魔のダンサーであったアップハミという男性の助けも借りて建設されました。
ある日、大会に負けて気落ちして帰国したアップハミは、イギリスの役人と出会いました。警官は当初、悪魔のようないで立ち(アップハミはまだダンス衣装を着ていた)に非常に驚きましたが、すぐに親しくなったそうです。
外国人がこの地域に鉄道を建設していることを知り、アップハミは彼等に地元の村からの労働力を手配することを提案し、彼等に協力しました。しかし、鉄道の建設は順調に進みませんでした。それは、2つの丘の谷間に沼があり、湿地のため地盤が軟弱で基礎をしっかりと固定することができず、困難を極めたからです。これを知ったアップハミは、橋梁プロジェクトの引き継ぎを要請しました。 最初は拒否されましたが、彼の援助と友情で彼らの信頼を得て後に同意してもらいました。アップハミは1913年に橋の作業を開始しました。



彼は、巨大な岩を埋めて固め基礎を作り、問題を解決しました。
この岩盤にレンガを積み重ねながら柱を作成していきました。アップハミが考案した工法は、最適で、洞察力に富み、当初の計画の何分の1かの費用で済み、長期間かかるはずのプロジェクトが1年以内で成し遂げられ、工事は無事完了しました。この丘は、緑の景観、ハイキングトレイル、滝、歴史的な洞窟、ナインアーチブリッジ、心が安らぐ静寂な雰囲気もあり、現在では観光のホットスポットになりました。